12.31.2012


皆様、あけましておめでとうございます。

とはいっても、実はここシカゴはまだ大晦日、ただいま午後3時です。
先ほど沖縄そばを作り終えました。そう、うちなーんちゅの私にとって、

  年越しそば = 沖縄そば

なんです。

夜まで待てず、お昼は沖縄そば。
夕飯も沖縄そば。それに昆布の炒め物や野菜です。

12.30.2012

最近、「天文学は実体として感じられない、我々の生活への恩恵がわからない。」と言われたので、私なりの考えをまとめてみました。

どうして私たちは天文学を研究するのでしょうか。

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人間は毎朝太陽が登ると共に目を覚まし、生活を開始します。
日が暮れ、星や惑星、星雲や銀河が空を彩る時間になると、床につきます。

そんな生活を、我々は何千年と繰り返してきました。

古代エジプト、セティ1世王(紀元前1294−1279年)
の墓に描かれた北天の星座
参照
時差ぼけで、相変わらず夜10時には床に入り、5時前には目を覚ましています。

こちらは今朝6時45分頃の外のようす。


7時半になって、ようやくお日様が見えてきました。


今日は天気も良さそうです。
ただいまのシカゴは気温マイナス9℃。

私は少し風邪気味ですが、しょうが湯と Zinc (亜鉛)で乗り切りたいとおもいます。
(亜鉛は風邪に効くことが臨床で立証されています。)

日本の皆様は年末、お忙しいでしょうが、お体には気をつけて。
よいお年を。

12.29.2012

今回ご紹介するのはこちら、デザイナー・クリエーターの方のサイト です。

  スイス・ミス http://www.swiss-miss.com/


彼女のお眼鏡にかなった、クリエイティブなアート、ビデオ、ウェブサイトが紹介されています。

私は一ヶ月に一度くらいしかチェックしないのですが、そのたびにクリエーターと呼ばれる方々の柔軟な発想、強い好奇心、美や楽しさ(ときにはつらさ)を追求する姿 に深く感服させられます。


たとえばこの LEGO(レゴ)と sugru というブランドのゴム粘土 のコラボビデオ。
たーーのーーしーーいーーー!



オススメの英語サイトシリーズの第三弾です。

その1では私が毎日チェックする英語のニュースサイト、その2ではインテリア、料理などの総合ウェブサイトをご紹介しました。

今回は、私がたまにチェックする個人のブログを紹介します。
ハッピー(幸せ)な気分になれて、しかも英語の勉強にもなる、素敵なサイトです。



メールアドレスを登録すると、毎日引用文が送られてきます。


オススメの英語サイト、その2です。

Houzzより
その1では、英語のニュースサイトをご紹介しました。
今回はインテリア、ホーム & 料理の総合サイトを紹介します♪

やっぱり 趣味の分野 だと外国語の勉強は効率がぐーんと伸びますよね。
英語が苦手で英文を見るだけでも嫌、という方は写真を眺めるだけでも楽しいですよー。


1.Houzz
  http://www.houzz.com/

  アメリカで人気のインテリアウェブサイトです。




テディベアを電子レンジでチンの図。

いよいよ気でも狂った?

ぬいぐるみ虐待?


いえ、そうではありません。



私のテディベア、くま五郎。
冬は寒く、夏は暑いシカゴの生活必需品なのです。


今日は私がほぼ毎日チェックする、英語のニュースサイトをご紹介したいと思います。

まず初めに NYタイムズ。 

購読者でなくても、無料登録(Free registration) をすれば月に20本までタダで読むことができます。
ただし、リンクをたどって読む場合は20本のうちにカウントされません。

【 最近のオススメ記事】
  ・記事その1 

    年末忙しくて猫の手も借りたいそこのあなた! 
    こんなスタートアップ企業のサービスを利用してはいかが?

    いやー、やっぱりこの時代は サービス に特化した起業が強いですね。



  ・記事その2
    薬を服用する際、グレープフルーツジュースを飲むのはやめましょう。 
    薬が効きすぎてラリっちゃうかもしれません。  
    


  ・記事その3
    アメリカではアジア系学生は、大学入学などで逆差別されてしまうんです〜。
 

12.28.2012

一昨日シカゴに戻ってきました。

時差ボケがいい具合に働いて、朝の6時という、普段の私には想像出来ない時間に起きています。今日のシカゴの日の出は7時17分。


こちらは日の出から20分後、私のアパートから撮った写真です。


朝のコーヒーを飲みながら、ふと頭に浮かんだのがこの詩。


12.25.2012

Listen-IT オススメです


私がかれこれ、10年にわたって愛読しているブログがあります。

マッキンゼー、スタンフォード大学MBAを経て、シリコンバレーで起業家として活躍されている渡辺千賀さんのブログです。千賀さんのブログは こちら

最近はめっきり更新がなくて寂しいのだけど、彼女の鋭い考察力とユーモア溢れる文章に魅了されています。そんな千賀さんが英語のリスニング学習のためのアプリを開発しました。

それが Listen-IT 。

こちら、時差ボケの中眠れずに読んだ本

「伝わる・揺さぶる!文章を書く」が大変に素晴らしかったので、皆さんとシェアしたいと思います。

有名な本なので、もうお読みになった方も多いかもしれません。
まだお読みでなくて、文章を書くことに苦手意識を持っている方、またはメールや手紙で誤解されがちな方にはオススメの一冊です。

12.24.2012

昨日の朝、起きて窓から外を見ると、そこは一面雪景色でした。


12.21.2012

【前回までの記事】

今日はアメリカにおける男女共同参画の歴史と現状、をお伝えします。

内閣府のワーク・ライフ・バランスのHPでは、欧米諸国(アメリカ、英国、ドイツ)における取り組みの報告書を読むことができます。

http://wwwa.cao.go.jp/wlb/overseas/index.html

これによるとアメリカでワーク・ライフ・バランスの ”改革” が起こったのは90年代初め。 

どういった改革かというと、仕事の再設計 です。

すなわち効率化、合理化することで生産性をあげ、かつ従業員の私生活も充実する。
そうすると、会社と従業員が Win-Win の関係となる! とあります。



12.20.2012

次回は男女共同参画、とお伝えしてから数週間が経ちました、、、(汗)。
もうすっかり忘れてしまった方、またはまだ読んでいない方は、関連記事(外科医とその息子)をお読みください。

山口教授の著書、ダイバーシティ。韓国語、中国語にも訳されています。
英語版の話も出ているそう。


私が働くシカゴ大学 (University of Chicago)には、山口一男教授という、世界的に大変著名な社会学の研究者がいらっしゃいます。シカゴ大学社会学の学科長をお勤めになっています。

山口教授のご専門は 
 
 ワーク・ライフ・バランス女性の社会進出と仕事の生産性


米国の科学情報研究所によると、教授は最も学術引用の多い研究者の一人。
日本政府に対しても男女共同参画で長年、政策提言をされています。
詳しい職歴はウィキペディアをどうぞ

12.19.2012

コネチカット州の銃乱射で使われた銃がこちら。
























いずれも犯人の母親が、合法的に所有していた銃です。

一番上のライフル銃にいたっては、自動で30連発連射することができます。
アフガニスタンなどの戦闘地で、実際に軍隊によって使われている、大量殺戮を目的に作られた銃です。

このような銃が手軽に手に入るという社会で、いいのでしょうか。



前回の記事をまだお読みでない方は、こちらからどうぞ。

コネチカット州の銃乱射事件から4日経ちました。
現在アメリカでは銃規制の是非について、熱い議論が繰り広げられています。


アメリカ人、とひとくくりにするにはかなり多様性に富んだ国なのですが、今回はさすがに子供が20人も殺されたこともあり、「ちょっとーー!、今変えないとヤバくない?!」 という風潮が高まっています。

ABCニュース・ワシントンポストの新しい調査によると、コネチカット州での乱射事件後、銃規制の強化に強く賛成する人が44%、一方で銃規制に反対する人が32%となっています。

「強く賛成」する人の割合が「反対者」の割合を上まったのは、過去5年行われてきた調査で初めてのことだそうです。(ソースはこちら

12.14.2012

皆さんもおそらくご存知のとおり、今朝アメリカはコネチカット州で銃の乱射事件があり、28人が死亡しました。

うち20人は5〜10歳の子供。やりきれません。
一昨日はオレゴン州のショッピングモールで乱射事件があったばかりです。


これだけ乱射事件があるにもかかわらず、ここアメリカでは銃の規制は遅々として進んでいません。
それどころか、乱射事件が起こるたびに ”自分の身を守るため” という名目で銃の販売数が増える一方です。

12.13.2012

出る杭は打たれる、など ことわざ に見られる文化比較が意外と好評だったので、まだまだ続きますー!

なんじゃそれ? という方は前回&前々回のブログをどうぞ♪



読者のnaoさんから、
日本では、キーキー音を立てる車輪が、出っ張っている杭=邪魔者のようなイメージになっちゃう。
車輪は油で音が出なくなって、しかもスムーズに進むけど、杭は、打たれたらもう出られなくなっちゃいますね・・・
というご意見をいただいたので、

 「出る杭が打たれやすい日本において、どうしたら出っ張ったままでいられるのか。」

と題して、私の考えをまとめてみました。

12.12.2012

Wikipedia より

昨日は 出る杭は打たれる日本と、目立っていた方がお得な西洋の文化のお話をしました。

その後、読者さんからの指摘で知ったのですが、

 "A rolling stone gathers no moss."(転がる石は苔むさない)

ということわざ、イギリスとアメリカで捉え方が全く違うのだそうです。
私は 全く 知りませんでした(無知)。

12.11.2012

打たれてます。
ほぼ日刊イトイ新聞より http://www.1101.com/goodbad/0020.html

つい数日前、相方(ヨーロッパ人)とおしゃべりしていたときのことです。

日本では目立つ人ほど非難されがち、すなわち
 
  出る杭は打たれる( The stake that sticks out gets hammered down.)

という話になりました。



そしたら、オー! 僕、そのことわざ知ってるよ! 
欧米ではなんていうか知ってる? と。

〜ハワイ大学院生時代に綴っていたmixi日記からの転載シリーズ〜 
 2005年 9月 15日


今日の談話会(コロキウム)は、カリフォルニア大学サンディエゴ校(University of California San Diego) の教授による、宇宙の再電離のシミュレーション(数値計算)のお話でした。


皆も知っての通り、宇宙はビッグバンという爆発で始まり、現在も膨張を続けている。


誕生したての宇宙は高温かつ高密度。  
高エネルギー粒子が飛び交っている世界。 


けれど宇宙が膨張するにつれ次第に温度が冷え、陽子が電子をとらえるようになり、初めて原子が誕生する。ビッグバンから約30万年後の出来事です。 

これにより、それまで陽子や電子との衝突によって行く手を阻まれていた光子(フォトン)が自由に宇宙空間を動けるようになる。 

宇宙の晴れ上がり、と呼ばれるのはこの時期。 
NASAのWMAPという宇宙探査機はこの時代の光、宇宙マイクロ波背景放射を観測中。 


WMAP が見た宇宙の晴れ上がり
ビッグバンから約30万年後の宇宙の姿(画像:NASAーWMAP)


12.04.2012


ある男性とその息子が車の大事故に遭ってしまいました。
男性はその場で即死。 
息子は近くの病院に運ばれ、緊急手術となりました。
担当医師は著名な脳外科医でこの分野の大権威。 
ところが手術室に入るやいなや、この外科医、こう言うのです。
「私には手術はできない。なぜならこの患者は私の子供だからだ。」


これ一体どういうことなのか、みなさんすぐに理解できましたか?

12.02.2012

私の住んでいる街、シカゴは人口約270万人。
アメリカではニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐ大都市です。
ミシガン湖の南西部に位置しています。

アメリカではシカゴは別名 Windy City(風の街)と呼ばれています。
北風と太陽 (イラストby Susan Gaber)
ミシガン湖から吹き付ける風が強いために、そう名付けられたと思われがちですが、実はシカゴ市の年間平均風速度は16.6 km/h。ボストン(20 km/h)よりも風は弱く、ニューヨーク市(15km/h)とあまり変わらないくらい。