なんじゃそれ? という方は前回&前々回のブログをどうぞ♪
読者のnaoさんから、
日本では、キーキー音を立てる車輪が、出っ張っている杭=邪魔者のようなイメージになっちゃう。というご意見をいただいたので、
車輪は油で音が出なくなって、しかもスムーズに進むけど、杭は、打たれたらもう出られなくなっちゃいますね・・・
「出る杭が打たれやすい日本において、どうしたら出っ張ったままでいられるのか。」
と題して、私の考えをまとめてみました。
ちなみに、ここで私のいう 出る杭 とは 個性的な人、また他人とはちょっと違う考えや行動をしている人 を指します。
その1.出過ぎよう!
沖縄発! 元気が出る筆文字言葉 さんより |
数センチくらいの出っ張りだったら、打たれてもすぐ減っ込みますが、数メートル抜きでていたらちょっとやそっと打たれても、出たまんまです。杭が柱になるくらいでっぱればいいのです。
とはいっても、強靭的な精神を持つ 出る杭さん にとっても、数メートル出っ張り続けることはおそらく精神的につらいです。また一歩間違って 人柱として神々への捧げ物 になってしまったら大変です。
沖縄の私の実家に近い真玉橋も、むかーしむかし、人柱として 女性が生き埋めされたそうな(怖)。 画像:ごーやーどっとねっとより |
そこで、、
その2.杭がへっこまないよう、周り(友人、家族、コミュニティ)がサポートしよう!
ハンマーで叩かれてもへっこまないように、周りが杭を支えるのです。
オッセーオッセー!
人一人の力は限られていますが、みんなのパワーがそろうと、建物だって持ち上がっちゃいます。
19世紀末のシカゴはミシガン湖の汚水による伝染病(腸チフスや赤痢)に悩まされていました。土地が低く、道や建物の一階に下水が溜まっているのが原因でした。
そこで苦肉の策として、人の力で建物を持ち上げて、地盤を上げてしまいました。
びっくりです。
びっくりです。
よーく見てください。建物を何人もの人が持ち上げてます! いやー、建物って上げられるもんなんですねぇ。1886年当時のシカゴ。 (画像:ウィキペディア(Raising of Chicago)より) |
なので、今でもシカゴのダウンタウン川沿いの道は Upper (上層レベル)と Lower(下層レベル) の二段構造になっています。
ダウンタウンの Lower(下層レベル)を車で走るとき、いつも頭のなかで、
ヨイショ、ヨイショ。
と移民の方々が建物を持ち上げている姿を密かに想像している私なのでした。
(ちなみにもうお気づきかもしれませんが、私かなりの妄想魔です。)
そして最後の策は、、、
ちなみに 出る杭 を認める社会とは、多様性(ダイバーシティ)に富んだ社会である、と私は受け止めています。
脱個性・オリジナリティ がない、と(日本人に)よく言われる日本ですが、本当にそうでしょうか。
私はそうは思いません。
アキバ系、Lady ガガが愛してやまない渋谷ガールズ、電車にやたらめったら詳しい鉄道系、など個性に満ちた人はそこかしこにいると思います。私の友達で、宇宙論・重力レンズの研究をしているイギリス人のバーニーは、GTO(グレートティーチャー・オニヅカ)の大ファンです。「GTOは僕のバイブルだ!」とさえ言っています。あのファンキーでクレージーなところがたまらないようです(笑)。
こうしてみると、個人個人、グループレベルだと 超激面白い人 にあふれている日本なのに、公(パブリック)、社会や大企業にでてしまうとそういった人たちがなぜか、ショボーンと沈んでしまっているような感じがします。あくまで私の個人的な見解ですが。
個々人の個性が認められ、また自由に表現できる社会になると、日本ももっと生産性があがるだろうし、なにより生きやすくなるような気がします。また、もっともっと外国からのインプット(特に人やアイディア)を積極的に取り入れないと、ガラパゴス化がますます進むのではないか、と私は危惧しています。
多様性のある社会、ワーク・ライフ・バランス、生産性の高い仕事。
一見すると、まるでバラバラの意味を持つこれら言葉。
実は根っこでつながっていることが、近年社会学の研究によりわかっています。
先日、この分野で世界的に著名なシカゴ大学社会学科長、山口一男教授と実際お会いしてお話をするという、夢の様な機会にめぐまれました。山口教授は男女共同参画、ワーク・ライフ・バランスにおけるアドバイザーとして、長年日本政府に対しても提言をされています。教授の略歴はこちら。
次回は山口教授とお話して気づいたことを書いてみます。
ダウンタウンの Lower(下層レベル)を車で走るとき、いつも頭のなかで、
ヨイショ、ヨイショ。
と移民の方々が建物を持ち上げている姿を密かに想像している私なのでした。
(ちなみにもうお気づきかもしれませんが、私かなりの妄想魔です。)
そして最後の策は、、、
その3.みんなで出っ張ろう!
みんなそれぞれが違う方向に出っ張ってると、打つ側としても どれ打てばいいの?! と迷い、結局打てなくなってしまいます。
というわけで、みんなで出っ張りましょう♪
バンダイのもぐらたたきゲーム 懐かしい。 |
ちなみに 出る杭 を認める社会とは、多様性(ダイバーシティ)に富んだ社会である、と私は受け止めています。
脱個性・オリジナリティ がない、と(日本人に)よく言われる日本ですが、本当にそうでしょうか。
私はそうは思いません。
アキバ系、Lady ガガが愛してやまない渋谷ガールズ、電車にやたらめったら詳しい鉄道系、など個性に満ちた人はそこかしこにいると思います。私の友達で、宇宙論・重力レンズの研究をしているイギリス人のバーニーは、GTO(グレートティーチャー・オニヅカ)の大ファンです。「GTOは僕のバイブルだ!」とさえ言っています。あのファンキーでクレージーなところがたまらないようです(笑)。
こうしてみると、個人個人、グループレベルだと 超激面白い人 にあふれている日本なのに、公(パブリック)、社会や大企業にでてしまうとそういった人たちがなぜか、ショボーンと沈んでしまっているような感じがします。あくまで私の個人的な見解ですが。
個々人の個性が認められ、また自由に表現できる社会になると、日本ももっと生産性があがるだろうし、なにより生きやすくなるような気がします。また、もっともっと外国からのインプット(特に人やアイディア)を積極的に取り入れないと、ガラパゴス化がますます進むのではないか、と私は危惧しています。
多様性のある社会、ワーク・ライフ・バランス、生産性の高い仕事。
一見すると、まるでバラバラの意味を持つこれら言葉。
実は根っこでつながっていることが、近年社会学の研究によりわかっています。
先日、この分野で世界的に著名なシカゴ大学社会学科長、山口一男教授と実際お会いしてお話をするという、夢の様な機会にめぐまれました。山口教授は男女共同参画、ワーク・ライフ・バランスにおけるアドバイザーとして、長年日本政府に対しても提言をされています。教授の略歴はこちら。
次回は山口教授とお話して気づいたことを書いてみます。
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