もうすっかり忘れてしまった方、またはまだ読んでいない方は、関連記事(外科医とその息子)をお読みください。
私が働くシカゴ大学 (University of Chicago)には、山口一男教授という、世界的に大変著名な社会学の研究者がいらっしゃいます。シカゴ大学社会学の学科長をお勤めになっています。
山口教授のご専門は
ワーク・ライフ・バランス、女性の社会進出と仕事の生産性。
米国の科学情報研究所によると、教授は最も学術引用の多い研究者の一人。
日本政府に対しても男女共同参画で長年、政策提言をされています。
詳しい職歴はウィキペディアをどうぞ。
今、とあるプロジェクトを構想中の私。
山口先生のアドバイスをいただけたらいいなぁ、と思い切ってご本人にメールをしてみました。
そして私に山口先生を紹介してくれたのは、私が敬愛してやまないこのお方。
そう、勝間和代さんです!!!
実は私、つい数ヶ月前からカツマーなのです。(激白!)
世に言う カツマーブーム のときは微塵にも興味がなかったのですが(勝間さんごめんなさい、ごめんなさい)、アマゾンジャパンでの著書レビューでの理不尽なまでの叩かれ方を見て、興味を持ったのがきっかけです。
やっぱり日本では出る杭は打たれるんだなぁーーー、それじゃ私が応援しよう、と勝手に決めたのでした。
今じゃ勝間さんの私塾、勝間塾の海外生徒です。
ものすごくためになることを教わっています。
ちなみに勝間さんに言われるまでは私、山口先生の存在すら知りませんでした(恥)。
勝間さんが内閣府の男女共同参画会議議員ということもあり、山口先生と親しいとのことでした。
*******
話が脱線しましたが、勝間さんに勧められたことで、山口先生にメールをした私。
メールの翌日にはわざわざ、山口先生御本人から私のオフィスに電話(!)。
私が不在だったのでメールでお返事をいただき、お会いしてきたのでした。
しかも三日後には日本へ出張帰国という、大変お忙しい中、一時間以上も 時間を割いてくれました。感激しました。単に私が先生のオフィスに、しぶとく居座り続けただけなのかもしれませんが。。。(汗)
山口先生にはプロジェクトのアドバイス、そしてサポートをしていただけることになりました。とはいってもどうなるか全く未定ですが、もし決まりましたらブログでもご報告します。
先生には、ご専門である 男女共同参画 と日本の現状についていろいろとお話を伺い、
私は強いショックを受けたのでした。。。
日本の現状はこんなにもひどかったんですね。
ご存知の方も多いかもしれませんが、社会進出における男女格差の目安となる、ジェンダーギャップ指数、日本は135カ国中、101位です。
上位はアイスランド、フィンランド、ノルウェイ、スウェーデンなど、北欧諸国が連ねています。
アメリカは22位。
アジア諸国を見ると、中国が69位、インドネシア97位、タイ65位、ベトナム66位ですから、日本はアジアの中でも最下位のグループです。ちなみに、フィリピンはなんと8位。女性の活躍がアジアの中でずば抜けています。
日本のお隣、韓国は108位。
韓国は日本以上に保守的で、男尊女卑が激しいと私も昔から耳にしていたので、驚きの結果ではないです。が、山口教授によると今、韓国での女性の進出は目覚しく、ジェンダーギャップ指数も日本をすぐに追い越すだろう、とのこと。
実際、管理職で女性の占める割合がすでに日本の数倍だそうです。
というのも、女性を優先的に雇う、ポジティブ・アクション(アファーマティブ・アクション)を政府が2003年に制定したのが大きな要因。
このポジティブ・アクション、日本では経済界の重鎮の方々の反対により、設立が難しいのだそうです。
ますます日本は世界、アジアのなかで取り残されていきそうです。
実際、内閣府の新しい調査結果によると、
「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきであるか」
という問いに、「賛成」とする者が51.6%。
前回の調査結果と比較すると、”「賛成」(41.3%→51.6%)とする者の割合が上昇し,「反対」(55.1%→45.1%)とする者の割合が低下している” そうです。(こちらの図を参照)
しかも怖いのが、20−29歳のグループで、「賛成」という者の割合が、30ー59歳のどの年齢グループで「賛成」とする者の割合よりも多いということです。
20代女子の専業主婦願望 がよく新聞で取り上げられていますが、それを反映しているのでしょうか。
***********
女性を優先的に待遇するなんて、そんなの不公平だ、という声もあるかもしれません。
実のところ、私も日本にいたころはそう思っていました。
大学で化学科の教授に真正面から「女は物理学者になれない。」と言われ、憤慨したこともある私ですが、入学や雇用において女性を優遇するのは、フェアでないと思っていました。それは「社会に対する甘え」だとも思っていました。
けれど、今は全く別の立場をとっています。
なぜならば、女性が働きやすい社会は、男性にとっても生きやすい社会だからです。
そして、意外に思われるかもしれませんが、そういう社会では 生産性 が高いのです。
こちら、山口先生の日経新聞への寄稿記事(タイトル:「低い女性の管理職比率:積極登用、生産性押し上げ」)からの図です。記事はこちら、RIETI 経済産業研究所のページから読むことができます。
横軸がジェンダー・エンパワメント指数。
女性の経済と政治での意志決定参加度を示す指数で、女性の社会での活躍を測る目安になります。
縦軸が一時間あたりの国内総生産、つまり 労働生産性 です。
これをみると、両者の間に正の相関があることが、一目瞭然です。
つまり、女性が社会で活躍している社会ほど、労働生産性も高い ということになります。
しかも、山口先生の研究によると、
正社員女性が管理職になれる度合いが高い企業は、生産性が高い
という結果が出ています。
確かに、いまや日本企業の数百歩先を行く、世界企業サムスンでは90年台から女性を積極的に活用しており、女性幹部も次々と登場。サムスン電子の副社長は女性だそう。(ソース記事はこちら)
長時間労働、過労死が問題視されて久しい日本。
女性が社会進出しやすい環境になると、生産性がアップ。
無駄な残業やビジネス付き合いの飲み会も減るので、労働時間も短縮化します。
男性だって、社会からのプレッシャー、特に一家の主として常に稼ぎ続けなければいけないというプレッシャーが、減ると思うのです。
********
山口先生の著書、「ダイバーシティ 生きる力を学ぶ本」 では多様な人々がそれぞれの能力を発揮できる社会 が寓話仕立てで書かれています。
出る杭は打たれる日本で、いかに出っ張ったままで居続けるか でも以前書きましたが、皆それぞれが出っ張って、各々の強みを発揮できる社会こそが 幸せな社会 ではないか、と私も思うのです。
Amazon での注文はこちら
実は私のもとに届いたのが先週で、まだ読み終わっていないのですが(汗)、とても素敵な本なので、みなさんも是非手にとって読んでみてください。
特に若い世代、中学生や高校生に読んでもらいたい本です。
韓国語、中国語(繁体語)にすでに訳されており、今英語版の案も出ているそうです。
次回はアメリカにおける、男女共同参画の試みをお伝えします。
山口教授の著書、ダイバーシティ。韓国語、中国語にも訳されています。 英語版の話も出ているそう。 |
私が働くシカゴ大学 (University of Chicago)には、山口一男教授という、世界的に大変著名な社会学の研究者がいらっしゃいます。シカゴ大学社会学の学科長をお勤めになっています。
山口教授のご専門は
ワーク・ライフ・バランス、女性の社会進出と仕事の生産性。
米国の科学情報研究所によると、教授は最も学術引用の多い研究者の一人。
日本政府に対しても男女共同参画で長年、政策提言をされています。
詳しい職歴はウィキペディアをどうぞ。
今、とあるプロジェクトを構想中の私。
山口先生のアドバイスをいただけたらいいなぁ、と思い切ってご本人にメールをしてみました。
そして私に山口先生を紹介してくれたのは、私が敬愛してやまないこのお方。
勝間塾オススメです。 |
実は私、つい数ヶ月前からカツマーなのです。(激白!)
世に言う カツマーブーム のときは微塵にも興味がなかったのですが(勝間さんごめんなさい、ごめんなさい)、アマゾンジャパンでの著書レビューでの理不尽なまでの叩かれ方を見て、興味を持ったのがきっかけです。
やっぱり日本では出る杭は打たれるんだなぁーーー、それじゃ私が応援しよう、と勝手に決めたのでした。
今じゃ勝間さんの私塾、勝間塾の海外生徒です。
ものすごくためになることを教わっています。
ちなみに勝間さんに言われるまでは私、山口先生の存在すら知りませんでした(恥)。
勝間さんが内閣府の男女共同参画会議議員ということもあり、山口先生と親しいとのことでした。
*******
話が脱線しましたが、勝間さんに勧められたことで、山口先生にメールをした私。
メールの翌日にはわざわざ、山口先生御本人から私のオフィスに電話(!)。
私が不在だったのでメールでお返事をいただき、お会いしてきたのでした。
本音を言うならば、返事は期待していなかっただけに、本当に大感激でした。
しかも三日後には日本へ出張帰国という、大変お忙しい中、一時間以上も 時間を割いてくれました。感激しました。単に私が先生のオフィスに、しぶとく居座り続けただけなのかもしれませんが。。。(汗)
山口先生にはプロジェクトのアドバイス、そしてサポートをしていただけることになりました。とはいってもどうなるか全く未定ですが、もし決まりましたらブログでもご報告します。
先生には、ご専門である 男女共同参画 と日本の現状についていろいろとお話を伺い、
私は強いショックを受けたのでした。。。
日本の現状はこんなにもひどかったんですね。
ご存知の方も多いかもしれませんが、社会進出における男女格差の目安となる、ジェンダーギャップ指数、日本は135カ国中、101位です。
World Economic Forum による2012年のジェンダーギャップ指数。 (ソース:http://www.weforum.org/issues/global-gender-gap) |
上位はアイスランド、フィンランド、ノルウェイ、スウェーデンなど、北欧諸国が連ねています。
アメリカは22位。
アジア諸国を見ると、中国が69位、インドネシア97位、タイ65位、ベトナム66位ですから、日本はアジアの中でも最下位のグループです。ちなみに、フィリピンはなんと8位。女性の活躍がアジアの中でずば抜けています。
日本のお隣、韓国は108位。
韓国は日本以上に保守的で、男尊女卑が激しいと私も昔から耳にしていたので、驚きの結果ではないです。が、山口教授によると今、韓国での女性の進出は目覚しく、ジェンダーギャップ指数も日本をすぐに追い越すだろう、とのこと。
実際、管理職で女性の占める割合がすでに日本の数倍だそうです。
というのも、女性を優先的に雇う、ポジティブ・アクション(アファーマティブ・アクション)を政府が2003年に制定したのが大きな要因。
このポジティブ・アクション、日本では経済界の重鎮の方々の反対により、設立が難しいのだそうです。
ますます日本は世界、アジアのなかで取り残されていきそうです。
実際、内閣府の新しい調査結果によると、
「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきであるか」
という問いに、「賛成」とする者が51.6%。
前回の調査結果と比較すると、”「賛成」(41.3%→51.6%)とする者の割合が上昇し,「反対」(55.1%→45.1%)とする者の割合が低下している” そうです。(こちらの図を参照)
しかも怖いのが、20−29歳のグループで、「賛成」という者の割合が、30ー59歳のどの年齢グループで「賛成」とする者の割合よりも多いということです。
20代女子の専業主婦願望 がよく新聞で取り上げられていますが、それを反映しているのでしょうか。
***********
女性を優先的に待遇するなんて、そんなの不公平だ、という声もあるかもしれません。
実のところ、私も日本にいたころはそう思っていました。
大学で化学科の教授に真正面から「女は物理学者になれない。」と言われ、憤慨したこともある私ですが、入学や雇用において女性を優遇するのは、フェアでないと思っていました。それは「社会に対する甘え」だとも思っていました。
けれど、今は全く別の立場をとっています。
なぜならば、女性が働きやすい社会は、男性にとっても生きやすい社会だからです。
そして、意外に思われるかもしれませんが、そういう社会では 生産性 が高いのです。
こちら、山口先生の日経新聞への寄稿記事(タイトル:「低い女性の管理職比率:積極登用、生産性押し上げ」)からの図です。記事はこちら、RIETI 経済産業研究所のページから読むことができます。
横軸がジェンダー・エンパワメント指数。
女性の経済と政治での意志決定参加度を示す指数で、女性の社会での活躍を測る目安になります。
縦軸が一時間あたりの国内総生産、つまり 労働生産性 です。
これをみると、両者の間に正の相関があることが、一目瞭然です。
つまり、女性が社会で活躍している社会ほど、労働生産性も高い ということになります。
しかも、山口先生の研究によると、
正社員女性が管理職になれる度合いが高い企業は、生産性が高い
という結果が出ています。
確かに、いまや日本企業の数百歩先を行く、世界企業サムスンでは90年台から女性を積極的に活用しており、女性幹部も次々と登場。サムスン電子の副社長は女性だそう。(ソース記事はこちら)
長時間労働、過労死が問題視されて久しい日本。
女性が社会進出しやすい環境になると、生産性がアップ。
無駄な残業やビジネス付き合いの飲み会も減るので、労働時間も短縮化します。
男性だって、社会からのプレッシャー、特に一家の主として常に稼ぎ続けなければいけないというプレッシャーが、減ると思うのです。
********
山口先生の著書、「ダイバーシティ 生きる力を学ぶ本」 では多様な人々がそれぞれの能力を発揮できる社会 が寓話仕立てで書かれています。
出る杭は打たれる日本で、いかに出っ張ったままで居続けるか でも以前書きましたが、皆それぞれが出っ張って、各々の強みを発揮できる社会こそが 幸せな社会 ではないか、と私も思うのです。
Amazon での注文はこちら
実は私のもとに届いたのが先週で、まだ読み終わっていないのですが(汗)、とても素敵な本なので、みなさんも是非手にとって読んでみてください。
特に若い世代、中学生や高校生に読んでもらいたい本です。
韓国語、中国語(繁体語)にすでに訳されており、今英語版の案も出ているそうです。
次回はアメリカにおける、男女共同参画の試みをお伝えします。
韓国は初の女性大統領が誕生しましたね!
返信削除女性というだけで喜んではいけないとは思いますが、やはり嬉しいです。
山口教授のお話、とても興味深いです。
男女共同参画にいち早く取り組んだ企業がこれから先生産性をどんどんあげて残っていくのだと思いますが、それに気づかない私の会社を含め、多くの日本企業は、きっと近いうちに淘汰されてしまうのかもしれません。
私の会社は今年、外資系企業と統合し、社長はじめ役員数名が外国人になりました。
また来年7月にはさらに統合が進むことが決まっており、私もおちおち日本語だけで生活しているわけにはいかなくなりそうです。
ゆうこさん、男女共同参画に対して、私が具体的に何ができるか、未だ手探りな状況ですが、単純ですが、まずは英語を勉強して、一つでもステージを上げていきたい、そんな思いです。
いつも素敵なブログありがとうございます!
naoさん、コメントありがとうございます。
返信削除そうなんです、韓国で初の女性大統領が誕生しましたね!!!
当初私のブログでも、NYタイムズの記事の切り抜きをアップして紹介する予定だったのですが、、友人の韓国人女性がこの大統領になったら、社会格差が広がって大変なことになる、と嘆いていたので、アップを控えました。
やみくもに 女性だからいい、というわけではないと思ったし、私自身が韓国の大統領選挙に詳しくないので、記事からは削除しました。とはいってもやっぱり女性がトップだと、韓国での女性躍進にますます拍車が掛かりそうですね。
英語が出来ると、ほんとーーに世界が広がるとおもいます。
といっても私自身、ネイティブなわけでないので学習の日々です。
今度は英語学習についても書いてみますね。
いつもコメントありがとうございます。
社内での女性の色々なところでの登用を積極的にするように働きかけてきましたが、
返信削除なかなか進みません。 最近はあきらめ気味です。
それは置いておいて・・・
女性の生産性が高いのは後ろに時間が無いからだと思ってます。男性は遅くまでだらだら
働けます。 でも女性は定時後にやることが沢山あるため必然的に定時内で終わらせようと
必死に働くからだと思ってます。 だから、工夫もするし無駄なことは出来るだけ避けたい。
短い時間で結果を出さないといけないので、時間あたりの密度が濃いと思ってます。
そんな簡単なことに男性は気付かない。。。気づいていても知らんふり。
早く日本がせめて50位以内ぐらいには入ってほしいです。そうじゃないと私も定年になっちゃう(笑)
ゆうこさん、こんにちは。
返信削除ついにカツマー、カミングアウトですね。(笑)
ジェンダーギャップ、実は意識したことがなかったので(すみません…)これからは積極的に考えていきたいと思ってます。何せ職場は男ばかり、女性といえば事務と相場が決まっていて、そんなものだと思ってました。考えてみればおかしな話ですよね。
性差があるのは当然だと思いますが、性差のない仕事上での差別はあり得ない話だと思っています。また、意識しないと変わらないと思います。
ゆうこさんの文章は、知的でわかりやすくてすばらしいです。
僕も来年からブログを始めようと画策しています。参考にさせていただきます。
Risaさん
返信削除コメント有難うございます。
思っていたよりも男女共同参画への反響が大きいということは、それだけ日本の現状が辛いということですよね。。。
ちなみにこの 労働生産性 と ジェンダーエンパワメント指数 の間の相関ですが、
女性が活躍する社会ほど、女性、男性共に労働生産性も高くなる、ということです。
今の日本だと家事・子育ては圧倒的に女性負担率が高いので、働くママは必然的に生産性が高く
なる、いえ、生産性が高くないと仕事と育児・家事の成立は難しい、ということですよね。
女性とか男性という枠にとらわれずに、それぞれが好きなこと・得意なことが出来て、それが
認められる社会になるといいなぁ、と本当に思います。
SAWAさん
はい〜。天文業界の人も私のブログを見ているようなので、迷ったのですが、カミングアウトしました(笑)。
女性は男性と体の作りも違うし、ホルモンの働きも違うので、性差があるのも当然かと思います。
でもだからといって、女性はこう、男性はこう! と初めから決めつけるのは乱暴だと思うし、性別にこだわることなく、
人それぞれが違う社会でいいじゃないか、って思います。
そして、人間が社会生活を営む上で、バイアスを持ってしまうのは、仕方ないことだと思います。
かくいう私だって、アメリカに来る前は アメリカ人=うるさい、太った、単純な人たち とかなり偏見の目で見ていましたから。
(まぁ確かに統計的に見たら、こちらの肥満度はかなり高いですが。。。)
大事なのは、以前のブログでも書きましたが、自分に常に問いつづけることだと思います。
Yukoさん
返信削除本の紹介ありがとう。貴女のブログは、シカゴの美しい写真に溢れていますね。
シカゴに長らく住みながら、こんなに綺麗に見えるときもあるのだ、と今更ながら思いました。黄金比とハリケーン・サンディの図も素敵です。日本の社会がなかなかよい方向に動いて
いかずイライラしているときに、こういう写真をみるとあせらずもう少し遠くを見て
歩いていこうという気にさせてくれます。「六つボタンのミナ」の本の最後の言葉でも、「宇宙は限りなく広いのだから」と自分でも書いたのですから。遅ればせながらHappy New Year. 山口一男
山口先生
返信削除まさかブログにコメントを頂けると思っていなかったので、ものすごく感激しています! ありがとうございます。
私は日本で働いたことがなく、大学を出てすぐにアメリカに出てきたので、先生のお話を聞くまではこんなにも状況が酷いとは知りませんでした。日本帰国前でお忙しいなか、長い時間を割いてお話してくださって本当に感謝しています。
ダイバーシティ、本当に素晴らしい本でした。社会学の本をきちんと読んだことがない私でも、素敵な物語のおかげですーっと頭に入ってきました。
今度沖縄に帰郷するときに自分の母校(中学校・高校)でお話をさせていただく予定なので、そのときに先生のご本も紹介する予定です。
「みんなちがってみんないい」
これからの将来を担う若い人たちにこそ、読んでほしい本だと思いました。
かかずゆうこさま、はじめました。
返信削除福岡県男女共同参画センター「あすばる」で館長をしています、村山由香里と申します。
今年、8月に、山口一男先生を福岡にお招きします。ご講演を、とてもとても楽しみにしています。
山口先生を検索していたら、このサイトにぶつかりました。
女性たちは、「自分はがんばっている」から、「ポジティブアクションなんていやだ」という方、多いですね。でも、日本の現状を知って、社会全体がどうなっていったほうがいいのかを大きな視野で見つめる必要があると思います。
こんなふうに、発信いただいてうれしいです。ありがとうございます。
村山由香里様
削除お返事をさし上げるのがすっかり遅くなりました。大変申しわけありません。
山口先生が福岡にいらっしゃるとのこと、素晴らしいです!
私は大学卒業と同時に日本を飛び出したので日本で働いた経験がなく、山口先生から現状を聞いて大変
驚きました。
韓国などアジア各国で女性の進出が進むなか、日本だけ遅々と進まない、というのは国としても
危機的な状況ですよね。
アメリカでも男女共同参画は下火気味だったのですが、最近Facebookのシェリル・サンドバーグ女史
の女性の社会進出の啓蒙書(Lean in) 、そして彼女の活動のおかげで活発な議論が再燃しています。
Lean in は近々日本でも翻訳本が出るようです(確か6月中頃、日経から出るとか。)
最近はブログ更新を怠っているのですが、これからもっともっとアメリカでの男女共同参画
の現状などを書いていこうと思います。 コメントありがとうございました。
そしてこんなにもお返事が遅くなってしまったことに、深くお詫びを申し上げます。