3.25.2013

ボディランゲージで相手からの印象はもちろん、自分自身の気持ちすら変わることがあります。
それは脳内の分泌物質にも反映されるってご存知ですか?

私が大好きなTEDのトークでわかりやすく説明されています。



字幕とスクリプトは英語、日本語両方表記できるので
英語の勉強にもいいかもしれません。

日本語字幕表示させるにはビデオ画面右下、30 languages  でJapaneseを選択。
スクリプトはその下に赤字で表記されている Show Script をクリックすると言語を選択することができます。


話者のAmy Cuddy さんはハーバード・ビジネススクールの助教授。
社会心理学の専門で、トークのタイトルは

 "Your body language shapes who you are." 
   ボディーランゲージが人をつくる



ボディーランゲージは相手へ影響を及ぼすだけでなく、自分自身までも無意識に変えてしまうほど実はパワフルな動作、とCuddy氏は説いてます。

例として、被験者に「自信のあるパワーポーズ」を2分間とらせたところ、ストレスホルモン(副腎皮質ホルモン)が下がり、男性ホルモンレベルが上昇。


自分に自信が芽生え、仕事のインタビューなどで好印象をもたれた、とのこと。

自信がでる高パワーポーズとはこのようなポーズです。
別名、スーパーウーマンポーズ。
 
逆に自信が出ない、低パワーポーズ(Low Power Pose) の例はこちら。
身を小さくして屈んだポーズです。



特に女性は時に自信を失いがちなので、2分間だまされたと思って、この高パワーポーズ(自信のポーズ)とってみてはどうでしょうか。


ただし公共の場でやると「威張った嫌な人」と勘違いされるかもしれないので、個室で隠れてひっそりと。

パワーポーズ以外にも、深呼吸をする、背筋を伸ばす、腹式呼吸をするだけでも気持ちが落ち着きそうです。

  *****


このようにして得た 自信 は偽りのものではないか?



と思われる方もいるかもしれません。

Cuddy教授は偽りだと思っても、やり続けることが大事だと言います。


   Fake it 'till you become it.
   Do it enough until you actually become it and internalize.


偽りだと思ってもやり続ければ、自分のなりたい姿になれる、と。

才色兼備で一見何もかも恵まれたように見えるCuddy教授ですが、10代の頃車の事故に遭い、脳への障害を負っています。

それまで天才とよばれていた彼女にとって非常にショックな出来事でした。

大学卒業も無理でしょう、と言われたにも関わらず尋常ならぬ努力により、他の生徒よりも4年以上かかったけれど無事卒業。その後、名門プリンストン大学の院に進学します。

ところがプリンストンでは 自分はプリンストンに相応しくない、偽物だ、と怯んでしまいます。大学院をやめることまで考えます。

そんな彼女にアドバイザーがかけた言葉が、

 いいえ、あなたはやめてはいけないのよ。Fake it 'till you become it. 

そして彼女はその言葉どおり、Fake(偽物)だと思ってもやり続けることで現在までの地位を築きあげてきます。そしてある時、ハーバードの女子学生に自分が与えられたアドバイスと同じアドバイス、Fake it 'till you become it. をかけてあげているときに気づくのです。

 あれ、私、りたかった自分にいつの間にかなっている。
 もう自分を偽物とは思わなくなっている! 

と。

女性は男性と比べ一般的に自己評価が低く、自らの成功や業績を自分の実力であると信じることができない人が多いようです。これは心理学用語で、インポスター・シンドロームとよばれています。

インポスターとは英語 impostor で 詐欺師 を意味します。
 同じ意味で、fraud syndrome もよく使われます。

Cuddy教授のTEDトークは20分以上と長いですが、最後の5分間は本当に感動的です。
男性女性かかわらず、自分に自信をつけたいなぁ、と思っている方の参考になるかもしれません。




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