2006年 4月 15日
それは昨日の昼下がりのことであった。
私の敬愛するポスドク研究員、エリザベス(仮名)のオフィスへ、ミーティングのためお邪魔すると、彼女と彼女のオフィスメイト、ジョン(仮名)がネットでなにやら検索している。
「ユーコ、この男の人、どう思う?」
と訊かれ、目に入ったのはカウボーイハットにTシャツを着た20代のアメリカ人男性。
ぱっと見、ごくふつーの男性。
だがこのウェブによると(wealthy guy なんちゃら・ドットコム)彼は年間数百万ドルを稼いでいるらしい。
.... .....。
あやしさ満点である。
カウボーイ姿の写真に加え、上半身裸の写真までもある。
私とエリザベスが、
「この人、外見はごく普通の、どこにでもいそうなアメリカ人男性よね~。」
と同意しているとジョンは、
「ええっ?! 君達なにを言ってるんだ!
彼って、すごくキュートじゃないか!」
と一人興奮しながら反撃をしてきた。
そんなこともあって、私のポスドク・ジョンに対する 「ゲイ疑惑」 がムクムクと心のなかで芽生えたのが昨日の午後。
そして今日。
エリザベスやジョンも含め、研究所のみんなとおしゃべりをしているときにその話題になった。
エリザベス曰く、
「ジョン、あなたそういえば昨日、Yukoをびっくりさせてたわね!」
それで周りの皆が、一体何があったのか私に聞くので、かいつまんで説明した。
1. 今日オフィスへいくと、ジョンがリッチな男性専門ウェブを調べていた。
2. そこに掲載されていた男性は、どうみても普通の外見であった。
だがジョンは 「なんてキュートなんだ!」と一人意見を譲らなかった。
3. しかもその写真の男性のカウボーイ風の格好が、ブロークバックマウンテン(最近アカデミー賞を受賞したゲイ映画)の主人公を髣髴とさせるいでたちであった。
という私の説明に皆大爆笑!
ジョン、すまん。
でも私、基本的にゲイの人って好きよ。
美意識の高さといい、見習うところが多々あるし。
とジョンに声をかけたら、
「ユーコー、俺はおまえを許さぬーー。 」
といわれてしまった。
仕方ないよね?
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