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ハート星雲 |
数日遅れましたが、
Happy Valentine's Day!
皆様、バレンタインはいかが過ごされましたか?
欧米では日本と違って、男性のほうが女性に花束やスィーツをプレゼントする日なんですよ。
義理チョコを買う必要もないし、女性にとっては過ごしやすい環境(?)なのかもしれません。
上の写真は IC 1805。別名ハート星雲と呼ばれるカシオペア座にある天体です。
7500光年先にあります。
星雲の中心にある星々は太陽の50倍ほどの質量を有しており、真っ赤な色はこれら重い星からの光なんですよ。
この天体、その形から、ハート星雲 もしくは 心臓星雲と呼ばれています。
英語では Heart Nebula.
皆さんもご存知の通り、昨日ロシアに推定7000トン、直径15メートルの隕石が墜落しました。1000人以上もの人が負傷したとのニュースに大変驚いています。
6方面からの衝突のビデオはこちら
こちらはNASAによる解説記事(英文)
(隕石のサイズや質量に関しては新しいデータが入り次第、変化する可能性あり。)
なぜ驚いたのかというと、この隕石落下は小惑星2012 DA14の地球大接近の数時間前に起こったからです。
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CNNより 小惑星の地球接近のイラスト。 |
去年発見された小さな小惑星(2012 DA14)は地球に大接近する小惑星として、NASAは去年からその動きに注目していました。
地球に大接近といっても地球に衝突する確率は限りなく0に等しいのですが、地表3000キロメートル付近にある通信衛星と衝突する可能性はなきにしもあらず、ということでNASAによる入念な追跡調査がなされていました。
この小惑星の地球最接近が昨日(アメリカ時間2月15日午後)。
最接近の数時間前にロシアでの隕石落下が起こったので、もしかして小惑星接近と隕石の間に関係があるのでは?! との声がすぐに上がりました。
最接近の数時間前にロシアでの隕石落下が起こったので、もしかして小惑星接近と隕石の間に関係があるのでは?! との声がすぐに上がりました。
ところが小惑星は地球に向かって南へ接近していたのに対し、隕石は北半球の大気に
突入したとのことで、進行方向が異なることから、NASAは両者の間に関連性はない、と発表しています。
*****
今回のロシアの隕石は、1908年にシベリアのツングースカに落下した70メートルの隕石に次ぐ大きさです。ちなみにツングースカの隕石は10メガトン。最大級の水素爆弾に匹敵する威力を持ち、周囲一千キロのシベリアの森林を破壊したと記録に残っています。
では隕石はどのくらいの頻度で地球に落下しているのでしょうか。
次回はこのことについて書いていきたいと思います。
* 参考ウェブ *
NYタイムズの記事 (英語)
小惑星2012 DA14についてはナショナル・ジオグラフィック(日本語記事)
NASAの解説 (英語)
ゆうこさ~ん、
返信削除どうもiPadから投稿すると消えてしまうようなので、PCから再投稿しています。
改めて、解説有難うございます。
もし今回は確率ゼロだったにしても、もし将来、小惑星が地球と接触したらどんなことになるのだろうと、想像しただけでも恐ろしいですね。
小さい時から、宇宙ものの映画(猿の惑星やスターウォーズ、ギャラクシー)、アニメでは宇宙戦艦大和やマクロスに憧れていた私ですが、宇宙のことを考えると壮大すぎて、眠れなくなることがあります。
学問的には勉強したことはありませんが、ゆうこさんのお陰で、また宇宙が大好きになりました。最近は新聞や雑誌でも、すすんでサイエンス・セクションに目を通すようになり、大変感謝しています☆
VPさん、コメントありがとうございます! 返事がこんなに遅くなってごめんなさい。
削除私の記事のおかげで宇宙がまた大好きになったとのこと、本当に嬉しいです。
小惑星の発見と探査は本当に大切だと思います。
最近投稿が滞りがちなのですが、VPさんのコメントで書こうという気になりました。ありがとうございます。
ちなみに私もスターウォーズ大好きでした。