オフィスの外。ヤシの木が今日も綺麗です。 |
アロハ!
昨夜、無事にハワイ島に戻ってきました。
今日はオフィスの整理や仕事の打ち合わせ、たまっていた書類の対応、メールの返信などに明け暮れました。
ハワイ島での大きな天文イベントの一つ、Journey through the Universe が日本出張前にあったのですが、オフィスは一時、足の踏み場もないほど天文グッズで溢れていました。
こちらは太陽系に独占された、私の椅子とオフィスの一角。
太陽に占領された私の椅子 |
机の上はというと、、、。
いろんなランプ |
もっと悲惨でした(笑)。
光の性質(スペクトル分光)を小学校・中学校で説明するために使った、様々なランプです。
キーボードの上に載っているのは、ハワイ固有の鳥、パリラ。
マーマネの木の実を食べ生きているこの鳥は絶滅の危機にあり、現在はマウナケア山の保護区内でしか見られないそうです。
Journey through the Universe のイベント前に、ランプとグリズムで
持ち運びできるファイバー分光器まで持ってきてくれたので、オフィスがプチ実験室に。
こうやって、ファイバーを光に向けると
スペクトル(波長別の光の強度)が瞬時にとれます!
美しい輝線たち。うっとり。 |
通常、天体観測で分光データを取る場合は、波長校正、感度補正、ノイズ除去など様々なステップを踏まなければいけないので、瞬時にスペクトルが見れて感動しました!!!!
すごいー。
ちなみに私が住むハワイ島ヒロは、マウナケアのお膝元にある人口5万人弱の小さな街です。
天体観測を行う上で邪魔となる 街の光(光害) を最小限に抑える為に、ヒロの街灯では低圧ナトリウムランプが使われています。
ウィキペディアより。 オレンジ色が特徴的な低圧ナトリウムランプ |
オレンジ色のこの薄暗い光は単色光なので、フィルターを使えば簡単に除去できますし、持ちもいいことから、もう何十年もハワイ島では使われていました。
ですがこのナトリウムランプも、ゆくゆくはより省エネのLED に変わるようです(参照)。天体観測に支障が出ないよう、青色をブロックしたLED だそうです。
こちらの写真、左側が現在使われている低圧ナトリウムランプ、右側がLED です。
画像はこちらのウェブサイトからお借りしました |
LED のほうは黄色みを帯びた緑色ですね。黄信号も今までより識別しやすくなるそうです。
私の車は赤いカローラなのですが、低圧ナトリウムランプのオレンジの光の下では灰色に見えてしまいます。
ヒロに引っ越してきた当初、お店で買い物をして外にでたら日没後、街灯のせいで車の色が変わっていました。このことを知らなかった私は、車を見つけるのにちょっと苦労した思い出があります。
ハワイ島ではまだまだ低圧ナトリウムランプが使われていますので、観光などでお越しになる方はくれぐれも 「日没後、車の色が変わってしまうこと」 を覚えておいてくださいね。
ではまた、アロハ!
愛しのゆうこさん、おひさしぶりです~!!!
返信削除ハワイでのゆうこさんのお仕事の様子もFBやブログを通して伺ってます。
ヒロでは低圧ナトリウムランプを使っていて、車の色が変化して見えるお話、面白いですーー。
知らなかったら、ちょっとパーキングでパニックになりますね(笑)
来月、初めてゆうこさんが住んでいたパリに旅行にいきます。
ぜんぜんフランス語しゃべれないのだけど、大丈夫かしら・・(笑)
わーーー、愛しのNYCのお姉様、コメントありがとうございます!!! はい、知らなかったので、初めヒロに来たときは広い駐車場内をウロウロしてしまいました(笑)。
返信削除パリに旅行で行かれるのですねー。素敵、素敵。
パリはフランス語しゃべれなくても、英語で大丈夫ですよ。まぁ、もちろんフランス語しゃべれていたほうが、サービスが良かったりするんですが。。
綺麗な女性が優遇される街なので、大丈夫だと思います。;-)